雨滝
(あめだき)

2004.11.11
カツラの大木が単調
になりがちな景色を
引き締めてくれる。
見晴台から見た雨滝
ほたるがデジカメ
(CASIO EXILIM EX-Z3)で撮影


@所在地:鳥取県鳥取市国府町
(平成16年11月1日に鳥取市に編入)
A分類:直瀑
B落差:40m
C概要:雨滝は、扇ノ山(1310m)を源とする袋川上流にかかり、滝水は千代川をへて日本海にそそぐ。日本の
滝百選の一つ。

 雨滝は、扇ノ山の麓にある。離合が困難な山道をビクビクしながら車を進めるのだと想像していたら、期待?は
見事に裏切られてしまった。県道はもちろん、林道までも舗装され、しかも、離合も余裕でできるほど道幅が広い
のだ。もっとも、これで時間に余裕ができ筥滝まで足を伸ばせたのだが・・・。(笑)
 雨滝前に小さな橋が渡されていて筥滝の案内板がある。筥滝に至る遊歩道を5分ほど登ると、見晴台があり
雨滝がよく見える。ただ、残念なことに、紅葉の盛りはとっくに過ぎ、周囲の木々が丸裸になっている。脇役が
不在の今、雨滝は心なしか小さく見える。滝の手前にホウノキと思われる木が見えるが、新緑、紅葉、雪など
季節の衣装が整う頃に訪ねると、それを纏った雨滝が心憎い演出をしてくれるのかも知れない。

雨滝を紹介する案内板が三つあったので、ここに紹介する。
<日本の滝百選 雨滝>
 雨滝は、幅四m、高さ四十mという鳥取県随一の飛瀑を誇り、トチ、ブナなどの千古の原生林に包まれ
つつ、断崖絶壁を轟音とともに落水する壮観な威容により、平成2年には「日本の滝百選」に選定され
ました。古来より有数の霊場として善男善女の修業の場、お遍路さんの信仰の場として活用され今なお
神秘的な霊境としての雰囲気を残しています。また、雨滝の奥部には、筥滝、布引の滝、親子滝など大小
四十八の滝があるといわれており、その一部は中国自然歩道で結ばれ、河合谷高原へと通じています。
<雨滝>
この勇壮な滝は雨滝といいます。この滝は袋川の上流に当たり、扇山から流れ出た水が四十メートルの
高さで落下しています。この辺りは、昔、海であったため貝の化石を産出します。また、滝の名所として
知られ、筥滝、布引滝、とよ滝等四十八滝を数え、トチ、サワグルミ、カツラ等の大木とともにすばらしい
景観を構成しています。
<雨滝(伝承)>
一、雨滝のお不動さんを信仰すると精神病がなおる、商売繁昌など霊験があらたかと伝えられ ている。
ニ、昔から「雨滝に詣った年の冬は膚が荒れない、滝の霊水が寒さを守って下さる」と信じられ、美人に
なると言われている。若い娘さんの参拝者の多いのはこのためであろうか。

鳥取市内で県道31号線に入り国府町を目指す。町役場前を通過後は「雨滝」の標識を頼りに道なりに進む。
鳥取市内から約18km走ると右折標識がある。ここで県道31号線から林道に入る。林道といっても道幅も
想像よりははるかに広く、舗装されていて快適である。約2kmで行き止りとなり、駐車場がある。ここから短い
階段を下ると、左手に「絹布を懸け流したような美しさ」と形容される布引の滝があり、前方に断崖絶壁を轟音を
たてて落ちる雨滝が見える。駐車場から2〜3分で雨滝の真下に立てる。