エゾノリュウキンカ (蝦夷立金花)
Caltha palustris var. barthei
別名:ヤチブキ
キンポウゲ科 リュウキンカ属

低地〜高山帯の湿地や水辺に生え、茎の高さは50〜80センチ。茎頂や上部の葉腋に、直径約3.5センチの
黄金色の花を多数つける。花弁に見えるのは萼片で、5〜7個ある。葉は腎円形で、大きくつやがあり、縁には
粗い鋸歯がある。茎は太くて軟らかい。和名の由来は、茎が立って、黄金色の花を咲かせることによるという。

花期:4〜7月  分布:北海道、本州(北部)

エゾノリュウキンカは、野幌森林公園の志文別線沿いで見られた。休憩用のベンチの周りはフクジュソウが群生
していて見事だが、その中に花を開いたばかりのエゾノリュウキンカが見られた。この場所は、4年前に初めて
来た。その時も個体数が少なかったが、現在は、笹の侵入や植林などによって湿地の乾燥が進み、エゾノリュウ
キンカの生育が難しくなっているようだ。一方、遊歩道を横切る小さな沢や萩野の池などの池周辺では、ミズ
バショウとエゾノリュウキンカが仲良く咲いているのが見られる。ただ、群生する規模の大きい場所ほど写真
愛好家などの立ち入りが目立つ。植物にダメージを与えない節度ある行動を願う。もっとも、北海道では山菜
として食べる習慣があるそうで、エゾノリュウキンカから見ると、こちらの方が脅威かも知れない。2007.4.22

エゾノリュウキンカは、雨竜沼湿原の展望台付近を流れる小さな沢で見られた。別名をヤチブキといい、葉、茎を
御浸しにすると、少し苦味があって美味だという。2005.7.9

2007.4.22 江別市 野幌森林公園 Canon Power Shot G7
鮮やかな黄色が印象的 花はリュウキンカよりも一回り大きい
2005.7.9 雨竜町 雨竜沼湿原 Canon EOS 20D+EF100mm F2.8マクロ

エゾノリュウキンカは、4月末に野幌森林公園で見かけたが湿地帯に入らないと撮影できないため見送った。
それから2ケ月、平地は夏だが標高1000メートル以上の山に入るとまだ雪渓がところどころに残り、春の花
と初夏の花が同居していた。エゾノリュウキンカは登山道が沢を横切る場所などでミズバショウと一緒に見ら
れた。2003.7.3

エゾノリュウキンカとミズバショウ

2003.6.25
雨竜郡雨竜町 雨竜沼湿原
雪解け水が登山道を
濡らす。エゾノリュウ
キンカは登山道の岩に
へばりつくように咲く。

2003.7.3 夕張市 夕張岳
Nikon COOLPIX995