エゾタンポポ (蝦夷蒲公英)
Taraxacum hondoense
キク科 タンポポ属
低地〜山地の林縁や草地などに生え、茎の高さは20〜40センチ。葉腋から中空の花茎を伸ばし、直径約4センチ
の黄色の頭花を1個つける。頭花はすべて両性の舌状花からなる。総苞外片は反り返らない。葉は根生し、羽状に
深く切れ込み、長さが35センチほどにもなり大きい。花茎の上部に毛が密生する。セイヨウタンポポがヨーロッパ
原産の帰化種なのに対し、エゾタンポポは日本在来種。セイヨウタンポポは受粉しなくても単為生殖によって結実
することや1年中咲くため、エゾタンポポが追いやられ姿を消しつつあるという。
花期:5〜6月 分布:北海道、本州(中部地方以北)
エゾタンポポは、ポロト自然休養林の遊歩道沿いで見られた。葉脈や花茎が赤紫色を帯び、一見してセイヨウタン
ポポとは異なる。はじめは余りの赤さにシコタンタンポポかと思うほどだったが、総苞外片の縁に白色の角状突起が
ないためエゾタンポポと同定した。2008.5.4
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| 総苞外片は下方に 反り返らない |
蕾みの総苞外片も 下方に反り返らない |
| 2008.5.4 白老町 ポロト自然休養林 Canon Power Shot G7 |
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エゾタンポポは、5月上旬には数株しか見られなかったが、下旬になると「エゾタンポポに合いたくなったらポロト自然
休養林に行けばよい」と言いたくなるほど、ごくふつうに見られた。ただ、セイヨウタンポポも広い範囲に分布している
し、 総苞外片がやや離れる中間種も見られた。将来にわたってエゾタンポポが消滅しないように祈りたい。2008.5.24
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| 2008.5.24 白老町 ポロト自然休養林 | |
| Canon EOS 20D +EF100mm F2.8マクロ |
撮影者:ほたる Canon Power Shot G7 |
エゾタンポポは、函館山の登山道沿いで見られた。しかし、個体数は少ないようで、撮影できたのは1株だけだった。
2007.5.6
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| 2007.5.6 函館市 函館山 Canon Power Shot G7 |
今年もタンポポの季節が到来した。しかし、見かけるのはセイヨウタンポポばかり。札幌近郊の公園や原っぱ、牧草地
などは、セイヨウタンポポが絨毯を敷きつめたように咲いている。しかし、エゾタンポポに出会うのは容易ではない。
探しても探しても、なかなか見つからない。総苞外片がやや離れる中間種は、江別市の野幌森林公園や北広島市
のレクリェーションの森で見かけたのだが・・・。
しかし、願いが通じたのか、ついに、恵庭市と札幌市(藻岩山)で出会えた。どちらも、丈が高く、葉が長かった。藻岩山
の個体は茎が細く、半ば倒れていた。総苞外片が内片に密着し、丸くてコロッとした姿・・・。うぅ〜ん、親友と数十年
ぶりに会った感激と同じかも知れないなぁ〜。(笑)2004.5.26
| 丈が高く、葉も長い | 総苞外片は下方に 反り返らない |
蕾みの総苞外片も 下方に反り返らない |
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| 2004.5.26 恵庭市 Nikon COOLPIX995 | ||