ヒメシロモンドクガ
Orgyia thyellina
チョウ(鱗翅)目 ドクガ科
ヒメシロモンドクガは、「姫白紋毒蛾」と書き、毒蛾の一種だが、毒を持たないなど、名の由来ははっきり
しない。
幼虫は、北海道では6〜8月に現れ、体長は35〜40ミリ。体色は淡褐色〜黒褐色で、背面に黒色の広い
帯状筋があり、それを挟むように1対の橙色の筋が伸びる。黒色の帯状筋には白〜黒褐色のブラシ状の
毛束が4つある。3齢を越えたころ、頭部の左右からやや長い黒い毛束を前方に突き出す。4齢になると
腹部側面に1対の黒い毛束ができる。終齢になると、尾部にも灰色〜黒褐色の毛束がみられるようになる。
幼虫は、バラ科(サクラ、リンゴ、ウメなど)、クワ科(クワ)、ブナ科(クヌギ)、ヤナギ科(ポプラ)、マメ科(ダイズ
インゲンマメ)など、多くの木本や草本の葉を食べる。
成虫は、6、8、10月に現れ、翅を開いたときの大きさは雄が21〜29ミリ、雌が30〜42ミリで、翅は淡褐色
〜暗褐色で、前翅に褐色〜黒色の斑紋や波状の模様が見られるが、変異が多いという。
わが家では、7〜8月に幼虫が現れ、バラやモントブレチアの葉を食べられた。発生数が少ないため、薬剤は
使用せず、必要に応じ捕殺している。
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家屋の基礎を登っていた終齢幼虫。 体長は35ミリで、尾部に毛束がみられる。 2007.8.14 |
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バラ(モナリザ)の葉を食べていた3齢幼虫。 体長は12ミリで、頭部から毛束が出て いるが、側面に黒い毛束がない。 葉をむしって観察すると、脱皮した直後の ようで、残骸が残っていた。 2007.7.1 |
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尾部に毛束があるので終齢幼虫。 モントブレチアの葉を食べていた。 2006.8.11 |