カメムシ
カメムシ(半翅)目 カメムシ亜目 カメムシ科、ツノカメムシ科、ヘリカメムシ科

カメムシは、カメムシ科、ツノカメムシ科などの陸生昆虫の総称で、カメムシという名の昆虫は存在しないという。
名の由来は、背中が平らで、盾のような形をした甲羅が亀に似ることによる。胸部にある臭腺から悪臭を出して
身を守るのでクサムシともいう。
カメムシの多くは、草や木の上で生活し、葉、茎、果実の液を吸うという。秋に大発生することがあり、そうとも
知らず、日中、窓を開けたままにしておくと、家中カメムシだらけになる。慌てて外に追い払おうものなら、悪臭が
部屋中に充満する。

カメムシは、わが家の庭でもよく見かける。食害は少ないので見かけても放置する。部屋などに入り込んだ
場合は、臭くなるのは承知で、捕殺する。

エゾアオカメムシ
Palomena angulosa
カメムシ科

筆者が観察した個体は、体長が15ミリほど。体色は草色で、全体に細かい黒い点刻がある。腹面は橙色。
前胸背側角はやや突き出し、先端はまるみを帯びる。

成虫がバラの葉や枝、ライラックの葉で見られた。

2007.9.22
4〜5齢幼虫だろうか、ライラックの葉が食べられていた。
レンズを向けると枝を伝ってすばしこく逃げてしまう。

2007.9.1

スコットカメムシ
Menida scotti
カメムシ科

筆者が観察した成虫の個体は、体長が12ミリほど。体色は光沢のある淡い黒茶色で、小楯板の基部中央に
大きな黒色の紋があり、先端は白色。

キレンゲツツジの葉にいた成虫(雄)。
やや緑色に輝いてみえる。
体長は12ミリほど。

2007.9.9
4〜5齢幼虫か。サクラの葉裏にいた。
体長は9ミリほど。

2007.8.30

チャイロクチブトカメムシ
Arma custos
カメムシ科


筆者が観察した成虫の個体は、体長が12ミリほど。体色は全体が赤褐色で、腹部結合板の黒い斑紋が目立つ。
小楯板と側角の付け根が接する部分の左右に黒点がある。
↓に2〜4齢幼虫と思われる写真を掲載したが、成虫になるところまで確認していないため誤認かも知れない。
日本原色カメムシ図鑑に酷似する3齢幼虫が掲載されていため、現時点では本種の幼虫としておく。

サクラの葉にいた成虫。

2007.9.24
オレガノの花や葉の上をうろついていた。

2006.9.9
脱皮して2齢になる幼虫か?
体長は2.5ミリ。

2007.7.4 18:40
左の2齢幼虫?が翌日早朝には黒く変身
していた。

2007.7.5 5:20
3〜4齢幼虫だろうか?体長は3ミリ。
奥に見えるのは脱皮した抜け殻。

2007.7.9 6:40
3〜4齢幼虫か?

2006.8.19

プチヒゲカメムシ
Dolycoris baccarum
カメムシ科


筆者が観察した成虫の個体は、体長が14ミリほど。体色は赤っぽい褐色で、小楯板の先端が白色。腹面は
胡粉色(ごふんいろ)で、気門と黒胡麻をまぶしたような黒い点刻が見られる。

成虫がテラスをうろついていた。小枝を差し出すと逆さになってくれた。

2007.9.23

セアカツノカメムシ
Acanthosoma denticauda
ツノカメムシ科


筆者が観察した成虫の個体は、体長が15ミリ前後。体色は緑青色(ろくしょういろ)で、小楯板は中央部から
赤褐色が広がる。側角は側方に突き出し、先端がやや黒っぽい。腹面は淡橙色。雄の生殖節にはハサミ状
突起があり、赤橙色で、短い。
写真右は体長13ミリほどの4〜5齢幼虫と思われる。当初は体色が淡緑色だったためエゾアオカメムシとして
いたが、1週間後に成虫になるとセアカツノカメムシに変身していた。(笑)

生殖節にハサミ状突起があるため雄。
体長は15ミリほどで、幼虫の頃からサクラの葉で見られ、毎日、観察できた。

2007.8.24
フサゲイトウの花をうろついていた。
前翅、後翅は未完成で、4〜5齢幼虫と
思われる。体長は13ミリほど。

2007.8.15
サクラの葉にしがみついていた。
↑の成虫と同じ場所で観察。

2007.8.18

ミヤマツノカメムシ
Acanthosoma spinicolle
ツノカメムシ科


筆者が観察した成虫の個体は、体長が15ミリほど。体色は鮮やかな緑色で、前胸背の後ろ半分と前翅の内側半分が
褐色〜暗褐色。側角は側方に突出し、先端が黒色。

冬眠から覚めたばかりなのか、イチイの切り株の上でじぃ〜としていた。
体色は鮮やかな緑色と暗褐色のツートンで、側角が突き出し、先端が
黒いのが印象的。

2007.4.7

キバラヘリカメムシ
Plinachtus bicoloripes
ヘリカメムシ科


筆者が観察した成虫の個体は、体長が15ミリほど。背面は黒茶色で、結合板、及び腿節は淡黄色〜黄色と
黒色の縞模様。胸部〜腹部の腹面は鮮やかな黄色。

アジサイの葉にいた。背面は暗い
地味な色だが、腹面は鮮やかな
黄色。腹面を撮れなかったのが
惜しまれる。

2007.10.4