ヨトウガ
Mamestra brassicae
チョウ(鱗翅)目 ヤガ科 ヨトウガ亜科
ヨトウガは「夜盗蛾」と書き、蛾の一種で、終齢幼虫が日中は土中に潜り、夜間に地上に出てきて植物の葉を
食べることに由来するという。古くから夜盗虫(よとうむし)と呼ばれ、野菜を食い荒らすため害虫として嫌われて
いる。
幼虫は、いわゆるイモムシで、7〜10月に現れ、体長は40ミリほどになる。体色は頭部が黄褐色で、胸部〜
腹部は淡緑色、暗褐色、灰黒色など、個体変異が大きいという。終齢に近づくと黒味を帯び、仲間のハスモン
ヨトウに似るが、頭部と胸脚が褐色を帯び、背面に八の字模様が現れる特徴があるという。終齢幼虫になると
土中に潜って蛹化し、秋のものはそのまま越冬する。
幼虫は雑食性で、野菜を中心に100種類以上の植物の葉や花などを食べるという。野菜の一部を以下に列挙
するが、まるで八百屋の店頭の様相を呈する。
キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ナス、ジャガイモ、トマト、ゴボウ、キュウリ、ニンジン、サツマイモ、ホウレンソウ
ダイズ、アズキなど。
成虫は4〜5月、7〜8月に現れ、翅を開いたときの大きさは40〜47ミリ。前翅は灰褐色〜黒褐色で、白や黒
の斑紋があるが、個体変異が多いという。
わが家では、幼虫が7月と9月に現れ、バラ、ダイアンサスのつぼみを食べているのを確認した。発生数が
少ないため、見つけしだい捕殺している。
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ダイアンサス・トコナツのつぼみに頭部を 突っ込んで中身を食べていた。 体長は25ミリ。 2007.7.1 |
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中齢幼虫だろうか。バラ(オリンピック ファイヤー)のつぼみに穴をあけ、中の 美味しいところだけをむさぼるように 食っていた。 2006.9.18 |