賀老の滝
(がろうのたき)


2005.6.19に再訪しました。ほぼ9年ぶりになります。その間に展望台の位置が変わっていて、下記の
概要・感想にあるような体験は出来なくなりました。以前の展望台よりも50メートル以上も川下に移動して
いるためです。ちょっとガッカリ!ただ、滝はほぼ正面から見られるようになりました。賀老高原駐車場から
滝展望台までの道の状況、所要時間はほとんど変わりませんが、途中にログハウス広場ができていてカラ
マツの丸太で作った休憩所、トイレが設置されていました。賀老高原駐車場からログハウス広場(以前は
ただの広場だったけれど)までは舗装された林道。ここから滝まで690mの遊歩道が整備されています。
また、賀老高原駐車場から50mほど滝に向かって歩くと、ブナ林を散歩しながらログハウス広場まで歩ける
ように瞑想の森遊歩道が整備されていました。
今回は、ほたると二人でデジカメで撮影しました。ほたるは教えられなくても前景にシラカバを入れていて
筆者の作品よりも様になっているような・・・。(笑)

展望台の手前50mほどの
ところに旧展望台に至る
道がある。すぐに行き止まり
になるが、少しは滝に近づける。

2005.6.19
Canon EOS 20D
撮影者:もぐら
展望台からはほぼ正面に
見えるが遠い。

2005.6.19
CASIO EXILIM EX-Z3
撮影者:ほたる

賀老の滝展望台付近では、フギレオオバキスミレタチカメバソウエゾワサビシラネアオイオオタチツボスミレ
オオカメノキが咲いていた。ムラサキヤシオも見られたが花の盛りはやや過ぎていた。エゾノヨツバムグラはまだ
つぼみだった。賀老高原駐車場からログハウス広場まで瞑想の森を歩くとミヤマスミレが見られた。千走川温泉
から賀老高原に至る林道沿いではタニウツギ、ホオノキ、マタタビの花が見られた。2005.6.19

展望台から見たお馴染みの雄姿
雨具着用+助手(家内)が差す傘に
助けられる。(笑)

1996.7.5

所在地 北海道島牧郡島牧村賀老 駐車場・トイレ ・駐車場がある
 賀老高原駐車場
・トイレがある
 賀老高原駐車場、ログハウス広場
分類 直瀑 落差 70m、幅35m
概要・感想 賀老の滝は、狩場山(かりばやま:1520m)を源とする千走川(ちはせがわ)にかかる。狩場山は渡島半島にあって、フモンナイ岳(1337m)や東狩場山(1319m)などからなる山塊の主峰で、道南では最も高い。冬季は、日本海側からの季節風をまともに受けるため、積雪が多いことで知られる。水量は、雪融けシーズンが最も多く、断崖絶壁から轟音を響かせ落ちる姿は壮大である。滝は展望台から眺められる。季節、天候にもよるが条件が厳しい時もある。この日は、晴天にもかかわらず、落ち水は、滝壷の岩に叩き付けられた衝撃で舞い上がり、凄まじい風圧も加わり、台風のさなかにいるような雨となって、全身に容赦なく叩きつけた。雨具着用はむろん、助手(家内)が差す傘に助けられての撮影となったが、カメラのレンズとメガネを拭く方が忙しく、集中できなかったのが心残りである。(笑)
賀老の滝は、大きな虹をかける滝としても知られ、それを目当てに日参する人もいるという。水量の多い、晴れた日の午前中なら、虹に出会えるかも知れない。賀老の滝は、日本の滝百選の一つでもある。
行き方1(駐車場起点) 距離・所要時間 徒歩20分 道順・足場・ヒグマ情報など ・駐車場で身支度をする。雨具は必携である。
・標識に従い、白樺林を伐採して作った林道を10分ほど歩くと、滝に降りるジグザグの遊歩道に達する。10分ほど下ると、滝展望台である。
・川岸にも降りられるが滑りやすいので注意すること。
・一帯はヒグマの生息域である。熊避けの鈴などを携帯する。
地図 ・山と高原地図 41 ニセコ・羊蹄山 札幌近郊の山々・狩場山・遊楽部岳 発行:昭文社 1994年版 縮尺:1/60,000
・スーパーマップル 1 北海道道路地図 発行:昭文社 2002年4月
行き方2(出発地から最寄の駐車場まで) 起点 道央自動車道長万部IC 距離・所要時間 約58km、1時間30分
標識・看板 国道229号線に標識がある
道央自動車道長万部ICを起点にすると、国道5号線から道道9号線を経て黒松内市街に入る。市街から道道523号線を島牧に向け進む。やがて日本海沿岸を走る国道229号線に出合う。左折し、島牧市街を見送り、千走川を渡ると元町の交差点がある。ここまで約43km。標識に従い、左折し賀老高原に向かう。千走川温泉を通過すると、ジグザグの坂道となるがすぐに気持ちのよい高原地帯を走る。しばらくすると、右に賀老高原キャンプ場が見え左に駐車場がある。元町交差点から約15kmである。
<参考>
札幌市内を起点にすると、道央自動車道北郷ICから192km(2時間10分)で長万部ICである。札幌市内から賀老の滝までは、休憩時間も入れて4時間ほどである。札幌市内の国道230号線から、中山峠を越え、留寿都、洞爺を経て豊浦に出て、国道37号線を長万部に向かうというルートもある。札幌市南区真駒内の川沿交差点を起点にすると、長万部市街まで136km(3時間20分)と、こちらのコースの方が走行距離は短くてすむ。
特記事項など ・滝展望台の対岸に「太古の森」があり、ブナ原生林を観察できるように遊歩道が整備されている。渡島半島はブナの北限なので、時間が許せば訪ねてみたい。また、7月初旬頃には、ブナ原生林の川岸などに薄いピンクの可憐なシラネアオイが咲く。本州では珍しい花になったが、北海道ではさりげなく咲いていて嬉しくなる。
・狩場山は7月に入っても大雪渓が残り、高山植物がところ狭しと競い合うように咲いている。林道から山を仰ぐと、青空に大雪渓が光り、ダケカンバの若葉が映える。すると、無性に登山意欲がかきたてられる。しかし、登るにはそれなりの装備とヒグマへの備えが必要である。