白山秋景色
観光新道を歩く

(別当出合←→殿ケ池避難小屋)

観光新道の紅葉の最盛期は例年10月15日前後である。

別当出合と殿ケ池避難小屋との標高差は約800mあり、上り2時間30分、下り1時間30分を要す。
標高約1200mの別当出合からは、砂防新道と同じ道に入る。すぐに観光新道への分岐があり左に
進路をとる。砂防用林道を渡ると、左手に絶壁を見ながら歩くようになり、やがて急坂が現れる。

この道は水場がないことや急坂が多いため白山登山者の多くが下山用に利用している。しかし、涼しい
秋は、南に千振尾根、北に釈迦ケ岳などの眺望と、ブナ、ダケカンバ、ナナカマドのすばらしい紅葉を
鑑賞しながら歩ける。白山への登山ならかなり厳しいが、殿ケ池避難小屋までの往復なら、写真
撮影や紅葉を楽しみながら歩けばさほど息をはずませることもない。


出典:昭文社 山と高原地図 白山 1992年、山と渓谷社 白山を歩く 2000年


白山釈迦岳(2053m)の南斜面を通る砂防用林道。道路の曲線と緑の笹、ダケカンバの黄、ナナカマドの赤の組み合わせが美しい。
この景色は、観光新道を尾根筋まで出ると見られる。


別当出合の林道から観光新道に入ると眼下にブナの紅葉が見え出す。 別当出合から慶松平へ到る尾根筋に見られるブナ、ダケカンバ、ナナカマドの紅葉。色とりどりで美しい。
慶松平のダケカンバ。踊っているようでもあり、ヒソヒソ話をしているようでもある。動きがあって面白いが、なぜこの数本だけがここに取り残されているのだろうか。 慶松平のブナとダケカンバの樹林帯を前景に赤兎山(1629m)を展望する。