ジンヨウイチヤクソウ (腎葉一薬草)
Pyrola renifolia
イチヤクソウ科 イチヤクソウ属

低地〜山地の林内に生え、茎の高さは10〜20センチ。根元から伸びる花茎の先に、直径約1センチ
の緑白色の花を下向きに3個ほどつける。花冠は5深裂し、花柱(雌しべ)は曲がる。萼片は5個で、短く
長さと幅はほぼ同長。葉は根元につき、腎円形で、柄があり、脈にそって白い斑紋がある。

ジンヨウイチヤクソウは、イチヤクソウ、マルバノイチヤクソウなどとよく似ているが、葉や萼片の
形状で見分けられる。本種は、葉が腎円形。萼片は短く、長さと幅は同長で、裂片の先は
とがらないという特徴がある。このあたりは、梅沢俊 著 「北海道 春の花 絵とき検索表U」
に詳しい。

花期:6〜7月  分布:北海道、本州(中部地方以北)

ジンヨウイチヤクソウは、野幌森林公園の遊歩道沿いにある針葉樹林の林縁で見られた。
葉は腎円形で、脈にそって白い筋があるので、すぐにそれと分かる。2006.6.25

2006.6.25
江別市 野幌森林公園
Canon EOS 20D
+EF100mm F2.8マクロ

ジンヨウイチヤクソウは、野幌森林公園でも見られた。2005.6.26

札幌市豊平区には水源池と呼ばれる沼がある。この沼は月寒川を堰き止めて作られた人工の沼で
あるが、沼とその周辺の湿原や森が西岡公園として整備されている。自然がとても豊かで春は
様々な花が咲き競い、多くの野鳥がさえずりあう。水源池の奥を流れる月寒川沿いから焼山・白旗山の
麓にかけて札幌周辺自然歩道が整備され手軽にハイキングも楽しめる。特に春先は花が豊富なため
カメラ片手にのんびりと花をめぐるのもよいかも知れない。2003.6.11

札幌周辺自然歩道沿いでは6月初旬〜中旬頃にベニバナイチヤクソウ、ジンヨウイチヤクソウが見られ
6月下旬〜7上旬頃にコイチヤクソウ、7月上旬からはイチヤクソウコバノイチヤクソウウメガサソウ
オオウメガサソウと、イチヤクソウ科の花が順に見られる。

2003.6.11 札幌市
Nikon COOLPIX995