キバナノアマナ (黄花甘菜)
Gagea lutea
ユリ科 キバナノアマナ属

低地〜山地の日当たりのよいやや湿った林縁などに生え、茎の高さは15〜25センチ。茎頂に、直径約2.5センチの
黄色の花を散形状に数個〜10個つける。花は内花被片と外花被片からなり、それぞれ3個ずつつき、雄しべは6個。
根生葉は幅が5〜7ミリの線形で1個つく。花茎の上部には苞葉が2個ある。葉はやや厚く、粉白色を帯びる。

花期:4〜5月  分布:北海道、本州(中部以北)、四国

キバナノアマナは、ポロト自然休養林の遊歩道沿いで見られた。カムイ入口からビジターセンターまでの3.8kmに
3ケ所ほどかたまって咲いているのが見られた。花は目立たないが、粉白色を帯びた葉がその存在を教えてくれた。
2008.5.4

キバナノアマナは、函館山登山道入口の案内板付近に咲いていた。かたまって咲いていたが、どれも花の盛りは
過ぎていた。7合目付近まで登ると、本種より小型のヒメアマナも見られた。2007.5.6

2008.5.4 白老町 ポロト自然休養林
Canon Power Shot G7
2007.5.6 函館市 函館山
Canon Power Shot G7

キバナノアマナは、線香花火を逆さにしたような姿で咲くというが、確かにそのようにも見える。下の写真
は、図鑑の説明よりはかなり小さくて7センチほどだった。初めて出会った花だが、とても愛らしくて好きな
花のひとつである。
2003.4.16

2003.4.16 札幌市
北海道大学構内
Nikon COOLPIX995

昨年(2002年)の春に北海道に越して来て、一番驚いたのは群生している花が多いことである。ちょうど
タンポポが咲く季節で、郊外に出ると道端にはタンポポの群落がどこまでも続いていて、鼻歌まじりで
運転していたものだ。当時は写真を撮る余裕がなかったが、今年は雪解けが待ち遠しくて待ち遠しくて
仕方がなかった。(笑)
花が咲き始めて写真を撮り始めると、名前や特徴が気になる。そして、北海道だけに生育する花がある
ことを知ると北海道用の花図鑑がほしくなる。(笑)しかし、目当ての図鑑は絶版なのだ。ますます欲しく
なって、ネットでその手の古本店を調べ北海道大学の近くにある北天堂書店に足をのばした。だが、店の
シャッターに掲示してある開店時間は1時間も先である。でも、焦ることはない。こんなこともあろうかと
デジカメを持参したのだ。早速、徒歩5分ほどの北海道大学構内へと急いだ。国の重要文化財に指定
されている札幌農学校第2農場に入る。日陰にはまだ残雪があるが、白っぽい緑の草が盛り上がるように
あたり一面に広がっている。よく見ると可愛い黄色の花をつけている。帰って調べたらこれがキバナノアマナ
だった。話しが長くなったが、キバナノアマナは古本が縁で初めて出会った花なのである。2003.4.16