清水寺(きよみずでら)

宝亀11年(780)、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が観世音菩薩を安置する堂を音羽山中に
建てたのが、清水寺の発祥とされている。その後、真言宗と法相宗を兼ねる奈良興福寺の末寺と
なり、西国三十三ケ所16番目の札所にもなる。
 また、清水の舞台で名高い本堂が造られたのは、寛永10年(1633)。時の将軍・徳川家光が古式に
のっとって再現したもので、139本の柱を組み合わせて造った壮大な建造物だ。本堂の手前にある
三重塔も、国内にある三重塔のなかでは最大級のものだという。
 最近行われた昭和の大改修によって、建造物群は美しくリニューアルされている。夜間にはライト
アップされ、舞台の眺めもいっそう鮮やかに映える。

出典:通の行く京都 1200年の歴史を秘めた「京の古寺あるき」
   編者:メディアユニオン 発行所:有楽出版社
   発売所:実業之日本社 発行:1999年7月第5版