金蔵寺(こんぞうじ)
−その1−
養老2年(718)、元正(げんしょう)天皇の願いにより、山主向日明神(文武天皇の孫)と開祖隆豊
(りゅうほう)禅師が建立したことにはじまる。本尊を十一面千手観音とし、いわゆる神人合作で
平安遷都以後、49院を数えるまでになっておおいに栄えた。しかし他の京都寺院の多くが被災した
ように、応仁・元亀(げんき)の乱によって殆どが焼失してしまった。現在残っている建物は、江戸
5代将軍綱吉の母・桂昌院(けいしょういん)によって再建されたもの。
 平安時代末期の説話集「今昔物語集」にも記されている、歴史ある寺。小塩山の中腹に開かれた
境内からの眺望と紅葉が絶品。天台宗。

出典:通の行く京都 1200年の歴史を秘めた「京の古寺あるき」
   編者:メディアユニオン 発行所:有楽出版社
   発売所:実業之日本社 発行:1999年7月第5版

金蔵寺その2