ミヤマオダマキ (深山苧環)
Aquilegia flabellata var. pumila
キンポウゲ科 オダマキ属

高山帯の礫地や草地などに生え、茎の高さは10〜25センチ。根際から長い花柄を伸ばし、直径
3〜4センチの青紫色を花を1〜3個つける。花の外側には花弁状の青紫色のがく片が5個、内側
には先が淡黄色〜白色の花弁が5個ある。花の後部には内側に曲がった距がある。根生葉は
2回3出複葉で、小葉はさらに3中裂〜全裂する。母種のオダマキのように葉に粉白を帯びること
はない。

花期:6〜8月  分布:北海道、本州(中部地方以北)

昨年、大雪山(黒岳7合目〜黒岳〜御鉢平展望台、銀泉台〜赤岳・小泉岳、姿見〜裾合平)を歩いたが
ついにミヤマオダマキを見ることはなかった。梅沢俊著「山の花図鑑 大雪山」によれば、分布域は
広いが局所的とあり、大雪山に登れば必ず会える花ではないらしい。
ミヤマオダマキは、今年も夕張岳で出会えたが、登山道沿いにさりげなく咲いてくれるのが嬉しい。
ただ、この上品な青紫色の花は、花柄が長く、吹き通しを抜ける風にいつも揺れていて、カメラマン
泣かせなことを付け加えておく。(笑)(2004.6.28)

ミヤマオダマキは、夕張岳の男岩や吹き通しで見られたが、葉はあまり目立たず、花柄がすぅ〜と伸び
その先端に花の重さを支えられるのが不思議なぐらいの大ぶりの花をつけていた。母種のオダマキを
想像していたので、はっきり言って仰天した。(笑)しかも、男岩では、見上げるような高さの岩壁の
わずかなスペースに咲いていて驚かされた。(2003.7.3)

2004.6.28 2003.7.3
夕張岳(前岳湿原入口〜吹通し)
Nikon COOLPIX995