ミヤマスミレ (深山菫)
Viola selkirkii
フイリミヤマスミレ (斑入深山菫)
Viola selkirkii forma variegata
スミレ科 スミレ属

低地〜亜高山帯の湿った落葉樹林下などに生え、茎の高さは3〜10センチ。地上茎はなく、地面から伸びる花柄に
直径1.5〜2センチの紫紅色の花をつける。側弁基部には毛はない。葉は心形で、先がとがり、ふちに波状の鋸歯
がある。葉脈沿いに白い斑が入るものをフイリミヤマスミレ(↓に写真あり)という。

花期:5〜6月  分布:北海道、本州、四国


今日はほたると白老町にあるポロト自然休養林を散策した。ポロト湖、及びその周辺の国有林がレクリエーションの森として
整備されていて、広さは396ヘクタールもある。ポロト湖は周囲4kmの沼だが、それに沿って約6kmの遊歩道がある。
今日は、アイヌ民族博物館の北東にあるカムイ入口からビジターセンターまでの3.8kmを歩いた。

出発時刻をメモし、入口の案内板の前で記念写真を撮る。歩きはじめるとすぐにヒナスミレが現れ、次にタチツボスミレ、しばらく
してフイリミヤマスミレが現れた。個体数はさほど多くはなかったが、苔むす岩にへばり付くように咲いている個体があり印象に
残った。ミヤマスミレはわずか1株しか見られなかった。2008.5.4

わずかだが、ミヤマスミレとフイリミヤマスミレが見られた。

2008.5.17 白老町 ポロト自然休養林 ポロト湖西岸 Canon Power Shot G7
ミヤマスミレ
分布範囲は局所的だった
フイリミヤマスミレ
苔むす岩にへばり付くように咲いていた
2008.5.4 白老町 ポロト自然休養林 ポロト湖東岸 Canon Power Shot G7

今日は実家でビニールハウスの設営をした。例年、GW明けにトマトとキュウリの苗を植えつける。野菜作りは母の生き
がいだが、腰痛のため今回は不慣れなもぐらがメインで母は手伝いに回った。作業の合間に恵庭公園を2時間ほど散策した。

今年は、今が花の盛りで、エゾエンゴサク、ニリンソウ、オオバナノエンレイソウ、エンレイソウ、レンプクソウ、ヒメイチゲ
ナニワズ、キタコブシが賑やかに咲いていた。
スミレ類はフイリミヤマスミレ、タチツボスミレ、オオタチツボスミレが見頃で、ツボスミレが咲き始めだった。2008.5.3

ここのミヤマスミレは葉に斑が入る
フイリミヤマスミレが圧倒的に多い。

2008.5.3 恵庭市 恵庭公園
Canon Power Shot G7

今年の4月は気温が高い。のんびりしていると、春は急ぎ足で通り過ぎてしまう。4月29日、短い時間だったが野幌
森林公園の瑞穂線・林間園地を歩いてみた。ミヤマスミレが例年より10日以上も早く花盛りであった。そして、いつも
なら順に咲くはずの花が、春が過ぎてしまわないうちにとばかりに一斉に咲きだしていた。
ヒメイチゲは花盛り、エン
レイソウ、シロバナエンレイソウ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、フッキソウ、ナニワズが一斉に咲き始め、エゾエンゴサクは
北斜面ならまだ見頃だった。ミズバショウ、ザゼンソウは花の盛りを過ぎていた。2008.4.29

ミヤマスミレは、函館山登山道の苔むした大岩にへばり付くように咲いていた。筆者は開花した花を撮影したが
周りの雰囲気を勘案するとほたるが撮影した写真の方がよかった。(笑)2007.5.6

茎の高さは1〜3センチのものがほとんど
だったが、中には写真のように8センチも
ある個体があり、根際が露出し、地上茎が
ないことがよくわかる。

2008.4.29 江別市 野幌森林公園
Canon EOS 20D+EF100mm F2.8マクロ
2007.5.6 函館市 函館山
CASIO EXILIM EX-Z3 撮影者:ほたる

ミヤマスミレは、5月に見てから7,8,9,10月にも見られた。秋を春と間違える返り咲きとは違う現象のように
思えた。2006.10.21

今日は、野幌森林公園のトド山口から中央線に入った。トドマツなどの人工林は2004年9月8日に上陸した台風
18号の爪痕が今も残り、被害の深刻さがうかがわれる。倒木は処分され、広々とした空間には1メートルにも満た
ない幼苗が植えられているが、元の姿に戻るには50年以上もの歳月を必要とするのだ。辛うじて被害を免れたトド
マツ林の林床には、何事もなかったかのように、淡青紫色のミヤマスミレが可憐に咲いていて、ほっとさせられる。
2006.5.13

側弁基部に毛はない 距はやや長い
2006.5.13 江別市 野幌森林公園
Canon EOS 20D+EF100mm F2.8マクロ

ミヤマスミレは、雨竜沼湿原登山口(ゲートパーク)から湿原入口の間で見られた。既に花期は過ぎており、見られた
のは幸運だった。ゲートパーク付近ではフイリミヤマスミレが群生していたが花は終わっていた。2005.7.9

2005.7.9 竜町 雨竜沼湿原
Canon EOS 20D+EF100mm F2.8マクロ

葉脈に沿って白い斑が入る種をフイリミヤマスミレ(斑入深山菫)という。北海道に多く、野幌森林公園ではミヤマスミレ
と同様に針葉樹林(トドマツ)の下やその近辺の遊歩道沿いで見られる。2003.5.16


ミヤマスミレは、地上茎がないこと、側弁基部に毛がないこと、葉が心形であることなどから見分ける。ミヤマスミレの
名は、本州中部では標高1000メートル以上で見られることからつけられたようだ。しかし、北海道では低地で普通に
見られる。図鑑では落葉樹林の下に咲くとなっているが、野幌森林公園では針葉樹林(トドマツ)の下やその近辺の
遊歩道沿いで見られた。花色は淡い紫色だった。
2003.5.12

フイリミヤマスミレ

2003.5.16 江別市 野幌森林公園 Nikon COOLPIX995
ミヤマスミレ

2003.5.12
ミヤマスミレ

2003.5.16
江別市 野幌森林公園 Nikon COOLPIX995