モウセンゴケ (毛氈苔)
Drosera rotundifolia
モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
低地〜亜高山帯の湿地や湿原に生え、茎の高さが5〜20センチになる食虫植物。茎先の総状
花序に、直径1センチほどの白色の花を数個つける。花弁は5個で、がく片の2倍ほど。葉は倒
卵状円形で、ロゼット状に根生し、長い柄がある。葉には紅紫色の長い腺毛が生え、その先
から粘液を出して昆虫を捕らえる。
花期:7〜8月 分布:北海道、本州、四国、九州
モウセンゴケは、雨竜沼湿原一帯で見られた。一昨年は、樽前山の中腹、それも急傾斜の火山
灰混じりの岩礫地に見られるということで一人大騒ぎをした。この花の撮影場所は、天候が比較的
安定し、個体数の多い湿原がベストだろう。7中旬に、ウトナイ湖畔でつぼみを確認したが、撮影
する場合は踏みつけないように注意する必要がある。2005.8.7
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| 2005.8.7 雨竜町 雨竜沼湿原 Nikon COOLPIX995 |
下のモウセンゴケは、樽前山の7合目ヒュッテから東山に至る登山道沿いに咲いていたものだが
生育地は湿地、ましてや湿原などと呼べる場所ではない。急傾斜の火山灰混じりの岩礫地で
周囲のイワブクロ、コメバツガザクラ、コケモモなどと岩にへばり付くように生えているのだ。
行き交う人の誰もが珍しいという。岩の成分は知らないが、保湿性が高く湿原と同じ環境を作り
出しているのだろう。そして、モウセンゴケを湿原でしか見たことのない筆者は、出会ってから
花を咲かせるまでの36日間、「花はまだか、花はまだか」と、毎週通い続けたのだ。(笑)
モウセンゴケは花期になると、花茎を根元から螺旋状に伸ばしてくる。茎が真っ直ぐに伸び切り
つぼみがふくらみ、先端が割れ、白くなってくると開花が近いサインだ。しかし、開花する条件が
厳しく、昨年は開花する姿を見れなかったという。スカッとした青空が広がる、10時から14時
頃に開花するというのだ。今年は例年にないほどの記録的な冷夏で、この山がある苫小牧は
7月の中旬から数十日間、全く日照のない日が続いていた。8月5日に待望の晴天が訪れ
一目散に飛んで行ったのは言うまでもない。(笑)2003.8.5
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| 2003.8.5 樽前山 (7合目ヒュッテ〜東山) Nikon COOLPIX995 |