丘のある風景

美瑛・富良野のパッチワークの丘を全国的に有名にしたのは、風景写真家の
前田真三さん(故人)と倉本聰原作のテレビドラマ「北の国から」でしょう。


前田真三さんがパッチワークの丘に出会ったのは、昭和46年(1971)7月12日の昼下がり
美馬牛峠でのことだそうです。前田真三写真集 丘の四季(1986年4月 グラフィック社
発行)より、その時の感動を引用させて頂きます。


『爽やかな初夏の風が心地よく丘を吹き抜けていた。あたり一面真白いジャガイモの
畑である。ゆるやかな丘は適当な起伏を保ちながら果てしなく続いている。空は抜ける
ように青い。目を東に向けると、眩しいばかりの残雪の中に噴煙を真直ぐ天に突きあげて
いる十勝岳の主峰。やや北に目を転ずると、トムラウシから大雪連峰が指呼の間に
望まれる。先程から私は余りにも大きく美しい眼前の風景に心を奪われていた。かつて
これだけおおらかで、心にふれる風景に出会ったことがあったであろうか。
・・・・・・この丘との最初の出会いである。』

とあります。情景が目に浮かびます。


テレビドラマ「北の国から」は、1981年10月から1982年3月までフジテレビ系で
放送され、人気番組だったのでご記憶の方も多いと思います。さだまさしさんが、
「アーアーアアアアアーアー、アアーアアアアアー、ンンンンーンンンンンーン・・・」
とハミングする旋律とともに、美瑛や富良野の四季折々の美しい風景をさりげなく
見せてくれる、心憎い演出でした。とりわけ、波状丘陵と呼ばれるパッチワークの丘は
限りなく広がる宇宙を連想させる雄大な空間の中に、色とりどりのパッチワークの
畑が波打つように点在する特異な景観で、その美しさにはため息がもれると同時に
何かホッとするやすらぎを与えてくれました。


おじちゃんとおばちゃんは、「北の国から」の大ファンで毎週のようにテレビに
かじりついていました。ところが、長い間憧れの地だった美瑛・富良野に初めて
行ったのは、1994(平成6)年7月と遅かったんです。北海道には行っていたん
だけど、山歩きが優先だったからね。(笑)今は、札幌住まい。真っ白な十勝岳
連峰をバックに、パツチワークの丘を耕し始める5月、ラベンダーが咲く7月など
気が付いたらパッチワークの丘に立っています。「パッチワークの丘に、二人で
暮らすに十分な小さくてかわいい丸太小屋の家を建てて、のんびり暮らせたら
なぁ〜」と夢見ていた頃が懐かしいです。(笑)

それでは、おじちゃんとおばちゃんが出会った丘の風景をご覧下さい。

2001年夏−朝霧のパッチワークの路−   2001年夏−麦畑の丘− 

2001年夏−お花畑− 
  2001年夏−パッチワークの丘− 

2001年夏−道− 


丘のある風景その1  丘のある風景その2  丘のある風景その3