奥匹見峡の滝
(おくひきみきょうのたき)

大竜頭
(だいりゅうとう)

1998.11.8 大竜頭


2000.10.21
大竜頭の正面
2000.10.21
大竜頭上部


魚切り滝  桂滝  鎧滝  二段滝  夫婦滝


@所在地:島根県匹見郡匹見町
A分類:大竜頭(三の滝):直瀑、二段滝:段瀑(2段)
B落差:大竜頭:53m、二段滝:15m
C概要:奥匹見峡は、西中国山地国定公園にあり、人の手があまり入っていないため、原始の姿を
今も残す貴重な峡谷である。広島県と島根県の県境には、広島県の最高峰、恐羅漢山(1346m)
がどっしりとそびえているが、その麓の三の谷にこの峡谷がある。杉が多い西中国山地にあって
ブナ、トチ、ミズナラなどの落葉広葉樹が広がる数少ない地である。新緑、紅葉の季節にはすばら
しい景色に変身し、より大きな感動を与えてくれる。5〜6月には天然記念物ホンシャクナゲが咲く。

駐車場から峡谷に沿って登って行くと約1kmで、最初に魚切が現れる。順に小竜頭、姫滝(桂滝)
鎧滝、二段滝、夫婦滝と続き、最後に大竜頭(三の滝)が立ちはだかる。雨で水かさが増すと、鎧滝
への道が急峻な流れで閉ざされてしまう。二段滝へは滑りやすい急な岩を注意深く登っていく。
夫婦滝へは、錆びて今にも壊れそうな鉄梯子を登って、一旦、大竜頭の下へ出る。目の前に大
竜頭があるが、それを見送って鉄梯子を下ると二段滝と夫婦滝の境界に出る。水量が十分にあると
仲の良い夫婦に会える。今きた梯子を戻って少し行くと大竜頭である。水量が多いときは、凛々しく
聳え立つ絶壁から圧倒的なスケールで清流が一気に落ちてくる。どうもこの滝はその下に続く滝と
合わせた二段滝のように見える。(下に続く滝は夫婦滝の上部で二段ではない。2000.10.21確認)
この先にも多くの滝がかかっている。しかし、非常に険しい峡谷に様変わりするので、素人の入峡は
危険である。

国道191号線を広島県芸北町から島根県匹見町に入ると、気持ちのよい下り坂が続く。ほどな
くして「奥匹見峡」と大きく書かれた案内版があらわれる。左折して、舗装された細い道を約5分ほど
行くと広い駐車場に着く。ここから先は三の谷沿いにつけられた遊歩道を歩く。全体的には緩やかな
1.1kmの遊歩道だが、小石で歩きにくい個所やつづら折の登りもあるので、登山道のつもりで慎重に
歩きたい。時々、遊歩道にマムシやヤマカガシを見かけることもあるので足回りはしっかり固めた
方がよい。