オオバキスミレ (大葉黄菫)
Viola brevistipulata ssp. brevistipulata var. brevistipulata
フチゲオオバキスミレ (縁毛大葉黄菫)
Viola brevistipulata ssp. brevistipulata f. ciliata
スミレ科 スミレ属
低山〜亜高山帯の湿った草地などに生え、茎の高さは5〜20センチ。地上茎から伸びる花柄に、直径約1.5センチの
黄色の花をつける。側弁基部に毛があり、距は短く目立たない。茎葉は普通は3個で心形〜卵形一番下が大きく
上の葉とは離れてつく。根生葉は根元から別に出る。托葉は三角形で全縁。
オオバキスミレとフチゲオオバキスミレとの違いは、↓の五十嵐 博氏の解説(引用)を参照のこと。
花期:4〜7月 分布:北海道、本州(京都府以北)
フチゲオオバキスミレはポロト自然休養林の西側の遊歩道沿いでも多数見られ、分布域は広いようだ。2008.5.17
今日はポロト自然休養林の西側の尾根筋を歩いた。緩やかな登りを40分ほど(撮影、休憩時間を除く)歩いたが、フチゲ
オオバキスミレは行っても行っても途切れることがないほどで驚かされた。2008.5.11
今日はほたると白老町にあるポロト自然休養林を散策した。ポロト湖、及びその周辺の国有林がレクリエーションの森として
整備されていて、広さは396ヘクタールもある。ポロト湖は周囲4kmの沼だが、それに沿って約6kmの遊歩道がある。
今日は、アイヌ民族博物館の北東にあるカムイ入口からビジターセンターまでの3.8kmを歩いた。
もう少しで、目標としていたビジターセンターという時、ほたるが「黄色いスミレがある!」と斜面を指して叫ぶ。「おっ!蕾が
紅紫色だぞ。恵庭岳のものと一緒だ」と葉の縁を確認する。よく見ると、うぶげのような微細な毛がある。しかも、群生せず
5〜6株がまばらにある。うぅ〜ん、このページに掲載した種類はオオバキスミレではなくフチゲオオバキスミレのようだ。
五十嵐 博氏によれば、オオバキスミレの分布は道北と道南に大きく二分されるという。機会があったらオオバキスミレの
分布域も訪ねてみたい。2008.5.4
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| 蕾は紅紫色 | 葉の縁にうぶげのような微細な毛がある |
| 2008.5.4 白老町 ポロト自然休養林 Canon Power Shot G7 | |
今年もまたスミレの季節がやってきた。「スミレの魅力」という特集記事が気になり”faura SPRING No.19”を買った。
そこに、フチゲオオバキスミレについて五十嵐 博氏が次のよう解説されていた。
花色は黄色だが、北海道内のキスミレ中では珍しく、蕾の色は紅紫色である。長くオオバキスミレと混同されてきた。
葉の縁に毛があることが命名のいわれだが、道北などのオオバキスミレも葉の縁に毛のある場合もあり、見分けの
ポイントではない。分布域は、図示するように太平洋側であり、支笏湖周辺、苫小牧、白老、室蘭、道南の函館などに
限定している。母種であるオオバキスミレと違い、根茎では増えずに単独に生える傾向が強く、群生はしないのも
見分けのポイントである。
解説とともに掲載されていた写真は、筆者が撮影・観察した場所と同じ千歳市恵庭岳で撮影されたものだった。よって
筆者、及びほたるが撮影した個体はオオバキスミレではなく、フチゲオオバキスミレのようである。ただ、筆者が観察
した範囲では葉の縁に毛がなかった。この点は後日改めて調べてみたい。2008.3.22
今年は訪れた時期が遅く、花の盛りは過ぎていた。図鑑を見ると、オオバキスミレのつぼみは黄色が多い。恵庭岳周辺
の種は紅紫色である。変種のフチゲオオバキスミレに似ているが、本種の葉の縁に毛は見られない。ただ、群生して
いるのは見られず、数本が点在して生えている。本種は根茎をのばして増え、大きな群落をつくるというが、その特徴
とは雰囲気が少し違う。むしろ、フチゲオオバキスミレの「根茎では増えないため、数本ずつ離れて生え、群生すること
はない」というに性質に似るのだが・・・。2004.6.4
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| 3株が固まって 2個ずつ花を つけていた。 |
つぼみが紅紫色。 葉の縁に毛はない。 |
| 2004.6.4 千歳市 | |
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CASIO EXILIM EX-Z3 撮影者:ほたる |
Nikon COOLPIX995 |
| 側弁基部、花柱に毛がある。 | 距は短く目立たない。この個体は花弁の裏が 紅紫色を帯びていた。 |
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| 托葉は小さく、切れ込みはない。 | |
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| 2004.6.4 千歳市 Nikon COOLPIX995 | |
オオバキスミレは、恵庭岳登山口付近に咲いていた。大橋弘一 著「自然ガイド 支笏・樽前」を頼りに訪ねて
みて正解だった。駐車場に車を置き、あたりを見渡すと黄色の可愛い花がもう目に飛び込んでくる。登山道や
沢の崖縁にも咲いている。登山道に群生している花を腹ばいになって撮影する。しかし、なかなかシャッターを
押せない。ハエがやたらと多いのだ。大群が顔にまとわりついて、目や口に容赦なく飛び込んでくる。顔が
地面に近ければ近いほど状況は悪くなる。今日は何の備えもしていないので早々に立ち去った。(笑)
ここ恵庭岳登山口は花の楽園といえばオオバーか?エンレイソウ、シロバナエンレイソウ、サンカヨウ、ミヤマ
スミレ、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、コミヤマカタバミ、そして山の斜面はツバメオモトで埋めつくされて
いた。また、ズダヤクシュ、マイズルソウなどがつぼみをつけていた。恵庭岳周辺はヒグマのテリトリー。
早朝・夕暮れ、人気のない時間帯など、行動は慎重に。2003.5.21
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| 2003.5.21 千歳市 Nikon COOLPIX995 |