蜻蛉の滝
(せいれいのたき)


2004.11.4
休憩所から1段目の
滝壷をのぞき込む。
滝壷を写すには長尺の
三脚が必要。
滝見台からは2段目が
見られる。眼前に黒い
岩壁が迫り圧倒される。
その裂け目から白い
滝水が流れ込んで
くるようで印象的。

ほたるがデジカメ(CASIO EXILIM EX-Z3)で撮影
滝見台から1段目を
見上げる。
1段目の滝壺。もぐらの写真に比べ
黒い岩肌の質感がよく出ている。



@所在地:奈良県吉野郡川上村
A分類:段瀑
B落差:50m
C概要:蜻蛉の滝は、青根ケ峰(858m)を源とする音無川にかかり、滝水は吉野川
紀ノ川をへて紀伊水道にそそぐ。
駐車場からゆるやかな石段を5分ほど登ると休憩所があり、目の前に滝がかかっている。
目の前に見えるのは1/3だけで、残りの2/3は眼下に垂直に落ちている。
滝水は、筒状に掘られた深い穴の中に滑るように吸い込まれていく感じで、独特の
雰囲気がある。休憩所から螺旋状の階段を下りると滝見台があり、臼状の滝壷から
あふれた水が小さな滝となって足元に落ちてくる。この滝は、黒い岩壁と白い
水しぶきの対比が美しく、独特の形状と相俟って、脳裏に深く刻み込まれる。
この日は天候が悪く、虹は見られなかった。
川上村のHPでは、高さ約50メートル2段の滝と紹介しているが、休憩所の上の
小さな滝を含めて3段と紹介する書籍もある。ここでは、川上村の見解に従う。

案内板には次のように紹介されている。

蜻蛉の滝
 蜻蛉(せいれい)とはトンボのことである。
二十一代雄略天皇がこの地に行幸の際、狩人に命じて獣を馳り、自ら射ようとしたとき
突然大きな虻(アブ)が飛んできて、天皇の臂(ひじ)に喰いついた。ところが、何処から
ともなく蜻蛉(トンボ)が現われその虻を噛み殺したので、天皇が大いにほめたたえ
これより、この地を蜻蛉野(あきつの)と呼ぶことになった。
 蜻蛉の名にちなんで、この滝を蜻蛉の滝と呼んでいる。
 高さ約五十メートル。飛沫は太陽に映じて常に虹をつくっていることから、この付近は
一名虹光(にじっこう)といわれている。
 蜻蛉の滝は古く万葉集にも記述されており、松尾芭蕉、本居宣長など著名人が多く
訪れている。                          川上村

蜻蛉の滝までのルートはたくさんあるが、筆者が今回利用した三重県松阪市→
蜻蛉の滝→大阪府茨木市を紹介する。
<松阪市→蜻蛉の滝:約112km>
松阪市内から県道24号線で久居市に入り、国道165号線で奈良県榛原町へ。
榛原から国道370号線に入り吉野村菜摘へ。ここから国道169号線を新宮方面へ
約3km入ると川上村西河である。五社トンネルを抜けすぐに右折し約1kmで右に
砂利の広場が見えてくる。ここに駐車(無料)する。
<蜻蛉の滝→茨木市:一般道路:46km、高速道路:40km>
蜻蛉の滝から吉野村菜摘までは同じ道を戻り、国道169号線を大淀町に向かう。
ここから国道309号線で御所市に向かう。国道24号線を渡り1.3km先の交差点を
右折し県道30号線に入る。ここを直進し香芝市で国道166号線に入る。約3kmで
西名阪自動車道柏原ICである。松原から近畿自動車道、吹田から名神高速道路と
乗り継いで茨木ICで降りる。