白い花をつけるエンレイソウの比較

今までに出会った白い花をつけるエンレイソウは、シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)、オオバナノエンレイソウ
チシマエンレイソウ、及びシラオイエンレイソウである。それらの見分け方のポイントを下記にまとめてみた。

  比較のポイント 写真例
シロバナエンレイソウ
(ミヤマエンレイソウ)
・外側の緑色のがくと内側の白い花弁は
 どちらも先がとがり、長さはほぼ同じ。
・子房は通常クリーム色。
 紫の斑紋が入るものもある。
・花は横向きに咲く。
オオバナノエンレイソウ ・外側の緑色のがくと内側の白い花弁は
 どちらも先がとがらない。長さは花弁の
 方が飛び出すように長い。
・子房の先はふつう濃い紫色。
・花は上向きに咲く。
 
シラオイエンレイソウ オオバナノエンレイソウに似るが
・雄しべは雌しべより短い。オオバナノ
 エンレイソウは雄しべの方が長い。
・雄しべの葯は花糸の約2倍の長さ。
 オオバナノエンレイソウは約3倍。
・花は横向きに咲く傾向がある。
という点で異なる。
チシマエンレイソウ オオバナノエンレイソウに似るが
子房全体が黒紫色を帯びる。
 


なお、比較のポイントは、梅沢俊 著 「北海道 春の花 絵とき検索表U」を参考にした。この図鑑は
見分けにくい植物に着目して形質を絵でたどれるようになっており、初心者にはひじょうに分かりやすいので
お薦めだ。「北海道 初夏の花 絵とき検索表」、「北海道 夏〜秋の花 絵とき検索表V」も出版されている。
発行元はエコ・ネットワークで通信販売も取り扱っている。札幌市内の店舗では個人出版の書籍を含め
自然関連の書籍を多数販売している。