天龍寺(てんりゅうじ)
京都五山の第一位であるこの寺は、霊亀山天龍資聖禅寺(れいきざんてんりゅうしせいぜんじ)と
いい、暦応2年(1339)に吉野で不遇の中に崩御された後醍醐天皇の霊を慰めるために、足利
尊氏が高僧夢窓国師を開山として、嵐山を背景とする亀山離宮を禅寺にあらためたのが
創(はじ)まりである。
天皇が幼少の頃を修学に過ごされた地に、敵味方の別なく南北両朝の戦死者の英霊を慰めること
も、この寺の開創の目的であった。
それまで長く中絶していた中国との貿易を再開して、その利益を
この寺の建立資金とした夢窓国師の、この造天龍寺船(ぞうてんりゅうじせん)による貿易事業は、その
後も室町時代を通じて行なわれ、わが国の経済や文化に寄与するところが多かった。
創建以来650余年、その間に8度も兵火にかかって今は殆んど古建築をみる事ができない。
出典:拝観用パンフレット
![]() |