ヤマハハコ (山母子)
Anaphalis margaritacea
キク科 ヤマハハコ属

低地〜山地の草地などに生え、茎の高さは30〜70センチで、綿毛に覆われ白く見える。枝先の散房状
花序に、直径約7ミリの黄色の頭花を多数つける。白い花弁に見えるのは総苞片で、乾いた膜質で
光沢があり、5〜6列に並ぶ。雌雄異株で、雄株の頭花の中心部には、筒状の両性花、雌株には雌花
が集まり、少数の両性花がまじる。葉は互生し、線状披針形〜披針形で、柄はなく、縁はやや外側に
巻き込む。葉の基部は半ば茎を抱き、裏面には白い綿毛が密生する。
和名は、山地に生え、ハハコグサに似ることに由来するという。

花期:8〜9月  分布:北海道、本州(中部地方以北)

ヤマハハコは、雌雄異株。↓は雄株の頭花で、筒状の両性花が見える。白い花弁状に見えるのは
総苞片。雪のような白い綿毛が密生する葉は、ウスユキソウ属の植物に似るが、花はそれらよりも
目を引き、きれいに見える。
2006.10.9

2006.10.6
江別市 野幌森林公園
Canon EOS 20D
+EF100mm F2.8マクロ

ヤマハハコは、雨竜沼湿原登山口(ゲートパーク)から湿原入口の間で見られた。登山道はもう秋の
気配だ。2005.8.13

葉が披針形のタイプ 葉が線状披針形のタイプ
2005.8.13 雨竜町 雨竜沼湿原 Canon EOS 20D+EF100mm F2.8マクロ

内地(本州)に住んでいたころ、紅葉の時期(10月上旬)になると、長野県の乗鞍岳(位ケ原)によく
通った。ヤマハハコは、乗鞍高原から畳平に至る道路沿いに咲いていたが、そこは標高が2200m
もあり、北海道なら最高峰の旭岳(2290m)の頂上付近だ。下のヤマハハコは、まだ旧盆前だという
のに、標高300m足らずの恵庭岳登山口で見た。今年の北海道の夏は、記録的な寒さが続き、盛夏
らしい日はほとんどなく片手で数えられる。そして、足元にはもう秋の気配が・・・。2003.8.5

2003.8.5 千歳市
恵庭岳登山口
Nikon COOLPIX995