山乗渓谷不動滝
(やまのりけいこくふどうだき)


2000.11.5 不動滝


2000.11.5
不動滝下流の小滝
2000.11.5
断崖の紅葉

2000.11.5
不動滝上流の小滝


@所在地:岡山県真庭郡中和村
A分類:段瀑
B落差:20m
C探訪日:2000.11.5
D概要:津黒山(1118m)を源とする山乗川にかかる滝で、山乗渓谷という景勝地のみどころ
になっている。駐車場から滝に向かうと、すぐ左に山乗千手観音堂がある。お堂には扉などは
なく、じかに千手観音を拝観できる。さらに進むと、右に「涼水亭」が現われる。盛夏には、ここで
そうめん流しが楽しめるそうだ。この季節は人の気配がなく実に静かだ。ここから遊歩道らしくなる。
Y字路を右にとると滝、左にとると、一旦、滝の上部に出て小滝が連続する山乗渓谷を散策できる。

右の道を選ぶ。高さ約30mの狭い絶壁の間を山乗川が流れている。滝へは、この絶壁に貼り付け
られたような鉄製の橋を約100mほど歩く。橋そのものはしっかりしているので安心だが、落石には
注意が必要だ。滝までは清らかな水が大きな岩の塊を擦り抜けるように変化を付けながら流れていて
実に美しい。見上げると、流れを挟んで二つの黒い絶壁が帯びのように伸び、紅葉で彩られた樹木が
絶壁を塞ぐように密生している。自然が創り出す見事な景観にただただ圧倒されるばかりだ。

滝は、落差こそないが、清らかで豊富な水が上部で二つに分かれて落ち、飛沫が霧状に舞って
空気もヒンヤリして厳粛な雰囲気が漂っている。滝水は、たった今崩壊したような鋭い形状の岩盤を
「ドドー」と轟音を鳴り響かせて落ちてくる。岩盤は崩れ易い性質なのだろう、滝までの100mほど
の深くえぐられたような絶壁は、長年の侵食で滝が後退していったことを教えてくれているようだ。

「涼水亭」まで戻り、滝の上流に向かう。遊歩道を少し登ると、絶壁の縁に付けられた道に出るが
恐る恐る下を覗くと足がすくんでしまう。さらに進むと、滝の上部に到達する。滝壷からは見えない
が、滝のすぐ上に小滝がかかっているのが確認できる。左岸に付けられた遊歩道沿いは、小滝が
幾つもかかる美しい渓谷になっていて、新緑や紅葉の季節には、見事な景観が楽しめる。

米子自動車道の湯原ICで降りる。国道313号線を湯原町市街に向かう。温泉街には入らずその
まま直進すると、国道482号線との合流点がある。右折し津黒高原に向かう。3.5kmほど行くと
上杉越に到る県道65号線に合流する。交差点の角に標識がある。指示された通り右折して
山乗渓谷へ向かう。約1.5kmほど進むとY字路が現われる。左の県道445号線を選び奥津温泉
方面に向かう。さらに1.5kmほど進むと右に不動滝の駐車場が現われる。駐車場には10台
ほどのスペースがある。