ゼンテイカ (禅庭花)
Hemerocallis dumortier var. esculenta
別名:エゾゼンテイカ、エゾカンゾウ

ユリ科 ワスレグサ属

低地〜山地の草地、湿原などに生え、茎の高さは50〜80センチ。茎頂の短縮した花序に、橙黄色の
花を数個つける。花には柄があり、花被片は長さ7〜10センチ。朝開花し、夕方閉じる。葉は2列に
根生し、基部は互いに抱き合う。和名の由来ははっきりしない。エゾカンゾウ、エゾゼンテイカ、ニッコウ
キスゲは、別名で本種のこと。大群落は夏の高原の風物詩で、日光霧降高原、霧が峰高原、尾瀬
などが知られる。
北海道でエゾカンゾウ(エゾゼンテイカ)と呼ばれる種類は、花柄がほとんどなく、別種として区別する
説があるという。本サイトでは、その説を尊重し、以下、エゾカンゾウとして紹介する。

花期:6〜8月  分布:北海道、本州(中部地方以北)

雨竜沼湿原のエゾカンゾウは、「雨竜沼湿原 エゾカンゾウ咲く 2005」として、開花から紹介して
います。2005.10.8

ほたるがエゾカンゾウの大群落を見たいというので、先週に続き(今週はほたると二人で)雨竜沼湿原
を歩いてみた。ほたるは、久し振りの登山と折からの強風でダウン寸前。「湿原に入ると大群落だ!
疲れが吹き飛ぶぞ!」と励まし続けてきたのだが・・・。着いてみると、ほたるの期待にはほど遠く
「息が苦しい、足が痛い」などと、ぼやくことしきりだった。(笑)2005.7.17

ほたるは吹き飛ばされるほどの強風の中
エゾカンゾウにレンズを向ける。白いのはワタスゲ。

2005.7.17 雨竜町 雨竜沼湿原
CASIO EXILIM EX-Z3 撮影者:ほたる

エゾカンゾウ(エゾゼンテイカ)は、大群落を期待しなければ、海岸、公園、防風林、道路の法面など
環境さえ整えばどこにでも咲くといった調子で花開いている。
エゾカンゾウ(エゾゼンテイカ)はエゾキスゲに似る。エゾキスゲは夕方開花し、翌日の午後閉じる。
色は黄色で、海岸の砂丘や草地に咲き、群生地として小清水原生花園などが知られる。
筆者はまだ見ていない。2005.6.18

朝開花し、夕方閉じる一日花。
筆者は日没直後の薄暗い防風林で
咲いているのを見たが
間もなく閉じたのだろうか。
花柄はほとんどない
2005.6.18 恵庭市 Canon EOS 20D+EF100mm F2.8マクロ